成長し続けるということ
こんにちは。
前回の続きのような話ですが。
「言葉」って、何のためにあるのでしょうね?
この世界で言葉を使って思考し、時間や空間の概念を持つのは人間だけ。
言葉は便利ですよね。
それによって物事を区別することができたり、物事を順番に並べて考えを整理することができたり。
自分の気持ちを表現し、人に伝えることができたり。
共感してもらって癒されたり、人を喜ばせたり。
そのメリットを挙げたら、キリが無いです。
ただ、同時に言葉は人を傷つけることもあります。
傷つけた心を修復するのも言葉だったりしますが。
昔から「言霊」と言うように、言葉には念や気が宿っていて、この世界にも影響を及ぼすことがあります。
その言葉を発するきっかけとなった動機や思いが言葉に宿っていて、ネガティブな気持ちで発した悪い言葉は、悪い意味での影響力を持ちます。
だから、ネガティブな思いが浮かんできたら、それはそれとして認めて、そのような思いが浮かんできた理由をよく考えてほしいです。
悪い言葉を発する前に。
もちろん、人間は言葉とは裏腹なことを考えることができるので、クチではうまいこと言っても、心の中では腹黒いことを考えてる場合もあります。
(あちらの世界に行ったら「思い」が実在なので、この世界のような偽善はできませんが)
だとしても、まずはポジティブな言葉を発するように心がけてほしいです。
良い言葉がキッカケとなって、心がポジティブな方向に向くこともありますからね。
けど、裏腹なことを続けていると、やがて心は疲れてきます。
また、悪いカルマを作ってしまいます。
なので、本来はポジティブな心からポジティブな言葉を発してほしいですが、なかなかそんなことはできないです。
人間ですから。
けど、努力するとしないとでは、後になって大きな差ができてきます。
心無い言葉から得られるのは、それと同じレベルの物事です。
だから、これを読んでる皆さんには、ポジティブな前向きな言葉、人が喜ぶような言葉を使ってほしいと思うし、最初は本心でなくても、やがてポジティブな言葉が次第に心をポジティブに変えていってくれると思います。
もともと、人間にはポジティブな方向へ進もうとする「チカラ」が宿っています。
理想みたいなものが頭にあって、そこへ進もうとするチカラ。
その理想を昔の哲学者はイデアと呼んでました。
そして、理想に向かうチカラこそが神さまの働きであり、導きです。
この世に完成されたものは無く、一度完成されたと思っても、すぐに次の完成に向けて進んでいきます。
とどまろうとすること、自己保存や現状を維持しようとするチカラももちろんありますが、それよりも理想に向けて進んでいくチカラのほうが、本来は強いはずです。
それが逆に向かっていこうとしてるのが、今の人間ということです。
ツインソウルと出会って、結合に至ることで永遠の幸せを手に入れる・・・
それが理想なんだけど、それで終わりじゃないと。
完成に見えても、そこからさらに次の段階に進んでいこうとするのが自然の法則。
こんなこと言うと夢を壊してしまいそうだけど(笑)、この世のものは全て動いています。
永遠にとどまることなく、変化し続けています。
たまたま良縁の人と出会って、ずっとこの人と一緒にいたい・・・
そう思って一緒にいようとしても、やがて良縁のカルマは尽きてしまいます。
良縁と言っても、それは自分の立場から見たらそう見えるだけで、実際は自分に降りかかってくることは、全てその時点での最善なのですが。
たとえ最悪に見えたとしても。
それまでの自分の集大成が現在の自分。
もしそれが最悪に見えるのなら、そこを足場にして次の段階へ向かうだけ。
降りかかってくること全てに感謝し、受け入れて、はじめて次の段階に進むことができます。
はねのけたら、また一からやり直し。
常に成長し続けていくこと。
なぜそういうふうになっているのか、こればっかりは神さまにしか分からないけど・・・
足を引っ張り合うのではなく、お互いに助け合いながら、成長していけると良いのですが。