スピリチュアル色は薄めです。 普通の人間関係にも当てはまるような形で書いています。

バランスを取ること-2

こんにちは。

 

今日は前回の続きです。

「バランスを取ること」について。

 

人間は善と悪の両方に通じることができます。

だからこそ、そのバランスを取ることができます。

 

霊の世界では全てが自分中心だから、見たいものだけ見て、見たくないものは知覚の対象にならない。

 

前回も書いたけど、この世は相対的です。

自分にとって善でも、相手にとっては悪かもしれない。

 

しばしば、悪を消すために残酷なことをしなければならないという、矛盾が生じます。

 

そこに神の深い意志が現れています。

善だけでは善ではない。

そこに動きは無く、「無」と同じです。

 

けど、ひとたび悪が意識されると、善が何なのか分かりますね。

そして、善を実現しようとする意識が芽生えます。

さらに肉体を持つ人間として、行動を伴ってきます。

 

悪もまた、神さまの意思の現れと言うのは、そういうところから来ています。

ちょっと哲学的かもしれませんが。

 

悪を排除すること、悪を消し去ろうとすることは、実は人間の自己中心的な考え方で、それこそが悪ということを理解し、善をなすための悪は、神さまの働きの一部だと認識する必要があります。

なかなか難しいことですが・・・

 

悪を受け入れ、消化し、善をなすための力とすることで、人間は精神的、霊的な進化の道を進むことができます。

 

矛盾が生じた時、いかにそのバランスを取るかが人間に課せられた使命の一つです。

とても難しいことですが、少しずつ進んでいけたら良いですね。