スピリチュアル色は薄めです。 普通の人間関係にも当てはまるような形で書いています。

広い心

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こんにちは。

 

タイトルの「広い心」・・・

それを持つことがどれだけ難しいか、みなさんもよくご存じかと思います。

 

世の中、「善」だけがあれば良いというものでは無いし、「悪」が無ければ「善」が何なのかも分かりません。

 

「悪」を憎み、追放しようとするその心・・・

そこには、「憎しみ」というネガティブな心、「悪」があります。

 

「正義」や「善」を実現するために、どれだけの血が流されてきたか。

果たして、それが「正義」や「善」と言えるのか、という疑問が湧いてきます。

 

世の中は相対的なものですよね。

上に書いたように、「善」を実現するために「悪」を思い、人を傷つけるなど「悪」を行わなければならないこともある。

 

「悪」は本当の「悪」ではなく、悪を憎む心が「悪」なのだと・・・

そこに気づいてほしいです。

 

「結合」や「統合」と言うのは、「善」も「悪」も持っている状態です。

相反する二つの要素を持ちつつ、それを越えている状態。

 

「善」を実現するためには、「悪」が必要です。

けど、いずれは「悪」も「善」も、両方とも越えていく必要があります。

 

越えたところで、他者と共感できるようになると良いのですが・・・ね。

それが統合の状態ということです。

 

そこに到達するには、一人一人の普段の心がけが大切です。

世の中が良くなるように、という大きな目標や願いを持ち続けること。

それが大事かと。

 

日常に忙殺されていると忘れてしまいがちですが、思い続けていれば、壁にぶつかった時、「お互いに幸せになるにはどうすれば良いのだろう?」と自然に考えることができるようになります。

 

自分だけでなく、相手も幸せになることを考えるには、自然と相手の立場、置かれた状況も考える必要が出てきます。

自分を越える一歩です。

 

人を育てたり、人の上に立つような人は、多かれ少なかれ、高いところから全体を見渡すようなことをしていると思いますが、それと似てますね。

 

最初は相手のことから始まって、やがて社会全体、世界全体を見渡すことができるように。

自分の周囲から、徐々に広げていけるように。

 

そう考えると、社会を良くするのは、やっぱり一人一人の心がけが大切なのだと思います。

物事は外から始まるのではなく、中から、内から始まります。

 

「自分ひとりが願ったって・・・」なんて、とんでもない。

あなたの心がけが社会を変えていくきっかけになるかもしれません。

 

日本神話で言うなら、今は天照大神が洞窟に隠れ、世の中に光が無い状態、無明の状態です。

今もまだ、心に光が無い状態は続いています。

 

一人でも多くの人が、広い心を持つように心がけてくれることを願いたいです。