スピリチュアル色は薄めです。 普通の人間関係にも当てはまるような形で書いています。

コンステレーション~シンクロニシティ

こんにちは。

 

今日は「コンステレーション」について書こうと思います。

コンステレーションとは英語で「星座」のことです。

 

ユング派の臨床心理士、故・河合隼雄先生の京都大学退官時の最終講義のテーマが、「コンステレーション」でした。

たまたまNHKで放送されていたのを見ました。

(のちに「こころの最終講義」という本になって、新潮文庫から出ているようです)

 

それとツインソウルとどういう関係があるの?と思われるかもしれませんが、ツインとの出会いを果たしている人なら、シンクロニシティは経験してると思います。

 

シンクロニシティ共時性)とは、「意味のある偶然の一致」というものです。

出会った人がたまたま共通の知人がいたとか、ある人のことを考えていたら、その人から電話があったとか。

 

一見すると結びつきが無く、「ただの偶然」みたいなことだけど、あとになって大きな意味があったと気づくような・・・そんな状況や出来事のことです。

 

星座も一見するとただの星の集まりですが、昔の人はそこに意味を見出し、物語を作りました。

 

カウンセリングの現場でも同じように考えて、クライアント(相談者)が置かれた状況に何らかの意味があるんじゃないか?と、カウンセラー(臨床心理士)は考えることがあるようです。

 

普通は「ただの偶然だろう」とか、「ただの迷信だろう」と思うことを、カウンセラーは「何か意味があるかもしれない」と考えて、クライアントの問題解決の糸口を探ろうとします。

 

そして、河合隼雄先生はシンクロニシティが起こっている状況を「コンステレートしている」と表現していました。

 

ユングは、深層心理と物質の境界をサイコイド領域(精神と物質が未分化の領域)と考えて、心理と外界が相互にシンクロするようなイメージを持っていたようです。

 

どうしたら良いか分からなくなってしまった時・・・

周りの状況が教えてくれることがあります。

自分の心に問いかけて、周りの状況を注意深く見ていると、そこに答えが隠されている場合があります。

 

ただ、考えすぎは禁物です。

たとえば、出かける時にテレビでやってた星座占いを見たら、良くないことが書いてあった。だから、今日は出かけるのをやめよう、とかね(笑)。

 

仮に「意味がありそうだな」と思っても、それを鵜呑みにしないこと。

言葉は悪いですが、疑ってみるくらいがちょうど良いと思います。

心の深いところからのメッセージだとしても、こちらに届く時にはフィルターを通しているので、必ずしも状況とマッチしない場合があるからです。

 

あまりにもシンクロニシティにこだわりすぎて、何でもかんでも意味があると考えると、かえって現実とのつながりが希薄になって、浮世離れした感じになってしまいますしね。

 

なかなか難しいと思いますが、地に足を着けてシンクロニシティと付き合っていってほしいと思います。

そうすれば、あなたの生活や人生をきっと豊かにしてくれるはずだから・・・